マンション管理人の給料は安いが、仕事は多岐にわたる。

分譲マンションの管理人という仕事の月給は、10万円台らしい。平日の朝8時30分から16時までの勤務で、45分間の昼休みがある。もっと給料は高いのかと想像していたが、安いと思った。しかし、給料の出所を計算していくと納得できる。平均的な分譲マンションは60戸で構成されている。マンション所有者が月々払う管理費は約7000円だ。7000円×60戸で42万円が、月々の管理組合の管理費収入となる。そして、管理組合がマンション管理会社に委託する費用は、月額約30万円だ。すると、管理会社が経費などを差し引いて、マンション管理人に払う給料はせいぜい月額15万円となる。
月額15万円で、どうやって生活しているのかと考えてしまう。マンション管理人というのは、50代から60代の男性が多い。おそらく、いろいろな職を転々としてマンション管理人に辿りついたのだろう。奥さんがパートで働いているのかもしれない。
マンション管理人の仕事は意外と多岐にわたる。ゴミ収集の日は、ゴミ捨て場をきれいに整頓して、収集が済んだあとは掃除しないといけない。資源ごみの日は、びんと缶などがしっかり分別されているかチェックしないといけない。しかし雑用だけではない。管理組合の理事会には陪席して、マンション管理関係の法令に基づいてアドバイスすることも必要だ。例えば消防法に基づく、消防訓練などだ。理事会の議事録作成についても、アドバイスしないといけない。いちばん大変な仕事は、10年に1度の大規模修繕だ。
多岐にわたる能力を発揮しなければいけないが月給は15万円という仕事が、世の中あるのである。