「ストレイト・ストーリー」鑑賞

デヴィッド・リンチ監督の作品。
年老いてだいぶ身体にガタが来た主人公アルヴィンのもとに届く兄ライルが倒れたという知らせ。不和がもとで長年会っていなかった兄との再会を果たすため、アルヴィンは単身でオンボロトラクターに跨り350マイルの道を走り始める…というのがストーリーの流れ。起伏のある展開はなく、淡々と進むお話なのですが、随所にやっぱりリンチだな~と思わせる映像がありますね。轢き殺されたシカの死体とかw
そして本作の見所は、やっぱりライルが出会った人々と交わす会話の数々でしょうか。人生の先輩が放つ言葉はとにかく重い。これもきっと若い時には笑って聞き流してたのかもしれないのですが、ある程度歳取っちゃうとその重みがひしひしと伝わってくる。鑑賞した世代によってまた少しずつ印象が変わってくるのかな。
時間をおいて何度も観返したい、末永く付き合っていきたい映画。うーむここまで書いて星もう一つ足しちゃったw
ラストの、おそらくこれが人生最後の再会になるであろう二人の様々な感情の込められた表情はホントに泣けました。
リンチらしく、決して単なるハートフルストーリーではないのですが、必ず観る人に何か訴えるもののある良作だと思います。