「いちえふ」の第二巻を読みました

福島第一原発の作業員の労働記の漫画である「いちえふ」の第二巻が出たというので、さっそく本屋さんで買って読んでみました。第一巻よりもだいぶ絵がうまくなっている感じだし、読みやすくなっていました。作者の竜田一人さんは、もともと売れない漫画家だったそうですが、2012年に福島第一原発の作業員として働き、その記録を漫画にして持ち込んだところ、「モーニング」に連載されることになったそうです。
原発の作業員の日常を淡々と描いている漫画で、特に声高な主張とかそういったものはないのですが、そこが却って迫力を出しているように思いました。福島第一原発の現場で作業している作業員の人たちは、ヒーローでも被害者でもなく、普通の人たちで、時には冗談を言ったりしながら毎日を送っているということが伝わってきます。ここにも日常があり、生活があるのですね。
休日にはいわきの市内でギターの演奏をしたり、福島の名物を食べたり、といった話も出てきます。覆面漫画家として現場に入っているので、竜田さんが実は漫画家であるということは周りに知らせていないそうですが、中には漫画を読んで竜田さんの正体に気がついた仲間もいるのだそうです。2014年にも現場に入ってきたようですが、これからもレポートしていってほしいですね。