地方の鉄道こそクロスシートを

鉄道車両は概ね30年ほどで新型に入れ替わることが多いですが、折角の新型車両でも車内の仕様によってはがっかりする場合も珍しくないのです。
近年、地方の鉄道路線に導入される新型車両では、鉄道会社の合理化を目的とした簡素な作りの車両が目立っており、中でも座席については、大都市圏の通勤型車両に見受けられるロングシートとなっている車両が増えています。
所によっては、従来の景色が楽しめるクロスシートの車両からロングシートに変更されることもあり、どことなくサービス低下の感じが否めません。
ロングシートは一車両ごとに多くの乗車人員を呼び込める他、クロスシートに比べて低コストで製造できるというメリットがある一方、座席数がクロスシートよりも少なめであることから、乗客の着席のチャンスを無くすことになり、更には着席した乗客も、正面からは景色ではなく通路を挟んだ向かいの人の顔を見ざるを得なくなります。
最近では始発駅から終着駅に到着するまで4時間以上かかる列車にもロングシートが導入されており、乗客は長時間に亘って窮屈な思いを強いられています。
道路を走る乗用車が窓の外から景色を楽しむのと同じように、鉄道でも走る列車の窓の外から、景色を楽しめるのが当たり前であるべきだと思います。
鉄道会社の合理化ばかりを重視せずに、乗客の利便性やサービスについても重視してみると良いと思います。