映画『ロッキー』を観た

言わずと知れたシルベスター・スタローンの出世作・超有名作。
しかし、記憶の中ではずいぶんドラマチックな映画だったはずなのに、こうして観直すと試合のシーンも思っていたより短くて、全体の作りも案外そっけない。
そしてどことなく野暮ったくて、あんまり洗練されてない。
どうも記憶の中で、だいぶ美化されていたようだw

だけどそういう野暮ったさはこの映画の欠点ではなく、むしろ魅力になっている。
不遇をかこつロッキーや自分の殻から出られないエイドリアン、そして二人の恋愛物語のどうしようもないようなショボさが、そういう野暮ったさと実によくマッチしてして、がっつり思い入れを乗っけて観ることができるし、その分後半の試合に向けての盛り上がりも俄然高まってくる。

この映画は当時端役しかなかったスタローンが脚本を自ら書いて売り込みをかけ、大ヒットして一躍大スターに上り詰めた作品として有名。
そういう経緯と映画の内容とが重なって、「ロッキー」自体も「男版シンデレラ・ストーリー」みたいなイメージで、私の頭の中に記憶されてしまっていたようだ。
だがこうして二度目を観てみると、彼は結局チャンピオンにはなれないわけで、そんなに華々しいラストではない。